Akiko Espressivo！ アキコ・エスプレッシヴォ

前回「善き友は人生最高の宝なり」というお話をしましたが、何故「善き友」は人生最高の宝なのか、お分かりになりますか？
私自身、中学、高校、大学、そして出家した高野山時代と、それぞれの年代ごとに「善き友」に恵まれ、今も途絶えることなく交流が続いていますが、「善き友」の一番よいところは何かを言えば、やはり自分が裸になれる事です。
「裸になれる」と言っても、ヌードになる事じゃありませんよ（笑）
要するに、「善き友」の前では、自分の善い所も悪い所も、全部包み隠さずにさらけ出せるという意味です。
人間は、生まれた時は、みな裸です。
しかし、成長するにつれて、色々なものを身に着けるようになります。
そうしないと生きていけないから、止むを得ません。
残念なのは、身に着けるものが、生きていく内にどんどん増えていく事です。
身に着けているものが多くなればなるほど、生きていくのがとても窮屈で、苦しくて、辛くて、大変になっていきます。
時々、身に着けているものを、全部脱いで、真っ裸になって、生まれた時の裸の自分に戻りたい衝動にかられた事はありませんか？
私の場合は、時々ではなく、いつもなんですが（笑）、その真っ裸になりたいという衝動を真正面から受け止めてくれるのが、「善き友」なのです。
「善き友」は、様々なしがらみに縛られ、がんじがらめになっている自分を解き放ってくれる頼もしい存在です。
だから、「善き友」は人生最高の宝なのです。
もし明子さんの周囲に、真っ裸になりたい自分を在るがままさらけ出せる人がいたら、その人は、間違いなく「善き友」です。
明子さんにとって、広子さんが、すべてを包み隠さずお話できる「善き友」である事も、他に大勢の「善き友」がおられる事も、ブログを拝見していればすぐに分ります。
広子さんのメールを拝見すると、広子さんもまた、明子さんに自分の心の内をすべて明かしておられます。
これは、広子さんにとっても、明子さんが「善き友」である何よりの証です。
広子さんが、
「アッコちゃんは、母と同じように空っぽの私を明るい光で照らしてくれます。
明るい子という名前の通りだね。
アッコちゃんに照らされると、やらなければならないことが見えてくる。
間違えていた事に気づける。
お金では買えない物を、貴方からはいつも貰っています。
アッコちゃんの周りの人は、きっとみんなそうだと思う」
と書いておられますが、私も、その通りだと思います。
「善き友」にめぐり逢えたお二人を見ていると、こちらまで幸せな気分になりますが、それはきっと私もお二人から、かけがえのない宝物を頂いたからでしょう。
私も、新たな「善き友」にめぐり逢えた一人である事は間違いありません。
この幸せの波紋を、お二人でもっともっと広げていって下さい。
そして、世の中をもっともっと明るくしていって下さい。
広子と明子というお名前は、その為に付けられた名前かも知れません。
お二人の名前を見ていたら、そんな気がしてきました(^_^)