Akiko Espressivo！ アキコ・エスプレッシヴォ

リハビリ行けたんですね。
明子さんがリハビリされている所、初めて見ました。

冗談言いながらのリハビリ楽しそう

16年間、休むことなくリハビリを続けてこられた明子さんは、やかり凄い女性ですね。
絶対負けない、諦めないという前向きの気持ちが、ひしひしと伝わってきます。
でも、このリハビリ写真を見て、私が一番強く感じたのは、「結局、明子さんも私と同じなんだ」という事です。
同じと聞いて、そんなに嫌な顔をしないで下さい（笑）

先日もお話したように、私は（家族も同じですが）、お寺にある夢殿の御回廊を毎日100回廻るという「お百度廻りの行」をしています。
この行は、一生止められません。
死ぬまで続けなければいけないんです。

明子さんはどうでしょうか。
16年間続けてこられたリハビリは、まだまだ続きます。
これは、明子さんにとって、死ぬまで止められない修行と言っていいでしょう。
つまり、死ぬまでリハビリを続けなければいけない今の明子さんは、死ぬまで御回廊のお百度廻りの行を続けなければいけない私と、何も変わらないという事です。

何が言いたいかというと、要するに、不自由な体に成れば成ったで、自由の体であればあったで、やり遂げなければいけない修行が、必ずあるという事です。
修行のない人生なんて、有りえません。
仮に、明子さんが医療事故にあっていなくても、形を変えた修行が、明子さんの身に降りかかっていた筈です。
違うのは、修行の中味だけです。
リハビリか、回廊廻りか、はたまた、その他の様々な試練や苦労や災難か。
これは、明子さんのお世話をするご両親も、他の人も、みな同じです。
ご両親にもご両親なりの修行があります。
他の人にも、他の人なりの修行があります。
みんなそれぞれに、死ぬまでしなければいけない修行があるんです。

外見だけを見れば、明子さんは、医療事故によって不自由な体になり、私は、どこにでも自由に行ける健康な体のままですから、その点では、確かに違っているように見えます。
でも、私や他の人と同じである面を見れば、そこには今までと違った世界が見えてくるのかも知れませんね。
勿論、私は、明子さんと同じだと思っていますが、明子さんはどうですか？

あ　もこみちせんせ～