Akiko Espressivo！ アキコ・エスプレッシヴォ

スローライフに行くといつもヨッチャンの姿を捜していた。
太くて大きな声で、はっきりとものをいい、説得力があって、
愉快で楽しかった。

私はヨッチャンが、何か言う度に笑っていたような気がする。
私には「いつも笑顔でありがとう」と言ってくれた。
私のことを人として認めてくれていた。

「ぶらりひょうたん
冷や酒を入れてちびりちびり
ピアノはドレミ、ファシド
母の歌」

これが最後のハガキになった。
今も、私の座るテーブルクロスの中に挟んである。
毎日、それを見ている私。


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