2013年10月31日

辻井伸行さんとアシュケナージの共演。

1カ月ぶりの我が家。
今日(10月28日)はレッスンもないし、ゆっくりブログが書ける。
縁側で日向ぼっこをしながら書くことにしよう。

  *  *  *

9月24日のことだ。
アイザックスターンホールオーケストラ・アンサンブル金沢
設立25周年記念の演奏会があった。
ピアノは辻井伸行さん、指揮はアシュケナージだ。

曲目はグリーグの『ピアノ協奏曲イ短調』とベートーヴェンの『交響曲第7番』。
『ピアノ協奏曲』の後、辻井さんが自作した曲をソロで演奏された。
繊細で、音が柔らかで、才能はもちろんだが、
並大抵の努力ではないと思い知らされる。
いつも、感動して勇気をもらっている。

第一部が終わると、20分間の休憩だった。
「アッコ!やっぱり、来ちょったっちゃあ」
と後ろから声が聞こえた。
短大時代の友人、水貴ちゃんだった。

2年くらい前にも、やはり辻井さんのコンサートで車椅子席に来てくれて、
休憩の間中、しゃべったっけ……。
この日は最後まで一緒に聴くことができた。

会場ではいろんな人に会った。
やはり短大時代の友人である静香ちゃん、三鈴ちゃんとも話せたし、
帰り際、女子高音楽科のときの育恵ちゃん、純子ちゃんも声をかけてくれた。

終わったら水貴ちゃんが、駐車場まで車椅子を押してくれた。
演奏会の送り迎えは父に運転してもらったのだが、一緒に行った母は
3年前からリュウマチで車椅子をたたんで乗せたり降ろしたりができなくなった。
もっぱら、父や兄や兄嫁の美雪ちゃんや私の友達や、教え子たちがしてくれる。


ともあれ、演奏会に行くと懐かしい先生たちや友達にも会えて、
楽しみは2倍になる!


★この写真は「ヤッド!」でフェニックス動物園に行ったときのものです。
となりはヘルパーさんです。

辻井伸行さんとアシュケナージの共演。



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Posted by あっこちゃん at 23:35│Comments(5)音楽
この記事へのコメント
アシュケナージさんは、旧ソ連から亡命した方ですよね。
ソ連崩壊後、名誉を回復されたと伺ってます。
名指揮者である彼と辻井さんとの共演はまさにpremiumですね〜。
坂中さんのクラッシック音楽への情熱が伝わってきました。
Posted by 水無月 at 2013年11月01日 00:25
早速写真UP嬉しいです。




音楽会の日は明子さんにとって楽しい日ですね。
音楽を聞くのもそうですが、お知り合いの方にも
会えたりと、しつこいですが明子さんには最高の日ですね。

明子さんの笑顔が浮かびます。
Posted by 内田翔太 at 2013年11月01日 15:18
アシュケナージさんも辻井伸行さんも、ピアノの天才と言われているお方ですが、それだけに、今までの御苦労は、並大抵ではなかったと思います。
クラッシックのクの字も知らない私が、偉そうな事は言えませんが、誰もがお二人の演奏に魅了されるのは、今までのご苦労が、奏でるピアノの一音一音に凝縮されているからではないでしょうか。
人間は、様々な苦難によって磨かれなければ本物にはなれないという事が、お二人を見ているとよく分かります。

実は先日、Facebookで、フィル・ハンセンという人の講演の動画が紹介されていました。
10分ほどの動画ですが、多分まだご覧になっていないと思います。
リンクを張っておきますので、是非一度ご覧になってみて下さい。
http://www.ted.com/talks/lang/ja/phil_hansen_embrace_the_shake.html

彼は、美術学校時代、激しい手の震えに襲われ、大好きだった点描画が描けなくなり、一旦は、絵を描くのを諦めます。
手が震えては線も点も描けませんから、彼は完全に目標を見失い、生きる希望さえ失くしかけていましたが、立ち直るきっかけを与えてくれたのは、神経科の医師のこんな単純なアドバイスでした。
「震えを受け入れ、制約を受け入れ、限界を受け入れなさい」
その言葉で、彼は生まれ変わります。
体の不自由さを逆手にとって、新たな境地を開き、思いもよらぬ作品を次々と発表して、世の注目を集めるようになっていったのです。
私は、この動画を見て、目から鱗が落ちました(笑)
ハンセン氏が語っている言葉を聞けば、「本当の自由とは何か」が分ります。

アシュケナージさんも辻井伸行さんも、辿ってきた道こそ違え、ハンセン氏と同じように、限界を受け入れ、それを乗り越えてきたお方ではないでしょうか。
お二人は、真の自由を手に入れたのです。
だから、自由自在にピアノを弾きこなせるようになり、輝く今があるんだと思います。

限界を超えてきたその中には、勿論、明子さんも入っています。
明子さんが、お二人の演奏を聴いて、他の誰よりも感動するのは、同じ苦難の世界を生き、限界を超えてきた者同士だからではないでしょうか。
お二人が輝いているように、明子さんもいま誰よりも輝いているように、私の眼には見えます。
これから、もっともっと輝いて下さい。
それが、応援してくれている皆さんへの恩返しになりますから (^▽^)
Posted by 大西良空 at 2013年11月02日 10:06
私がブログを書くことでこんなに素晴らしい出会いがあって感謝です。大西さん、水無月さん、内田さん、いつもありがとうございます!私の知らないことをいっぱい、教えていただいています。元気も出ます。大切な時間を使ってのコメント、本当に嬉しいです。管理人の鷹野原さん、いつも私のわがままを聞いてくれてありがとう!これからも、宜しくお願いします。
Posted by 坂中明子 at 2013年11月02日 20:26
こちらがいつもありがとうございますですよ

いつも更新たのしみにしてます。

こちらこそこれからもよろしくお願いします。
Posted by 内田翔太 at 2013年11月03日 00:20
 
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辻井伸行さんとアシュケナージの共演。
    コメント(5)